この記事の一部、今後のロードマップに関わるところを抜粋してみました。
- InfoWorld
- Groovyは今後どのように改良していくんですか?
- Laforge
- Groovy 2.1では、invokedynamicバイトコード命令サポートを、この言語の動的側面すべてについての性能改善のための多種のAPIと同様に全面的に完了するつもりだ。また、言語レベルの改良も継続的に行っている。数ヶ月後には、遅くとも今年中に利用できるようにする。
- InfoWorld
- Groovy 3.0はどう? またいつ出るの?
- Laforge
- Groovy 3.0は1年後になるだろう。完全に見直すためにGroovyの動的コアをリワークし、言語の動的側面に全面的に使われるAPIも再ワークしている。それは、invokedynamicサポートから最大の利点を得るためで、Groovyを次のステップに進めるためだ。また、Groovy自体のより多くをGroovy自身で書き直している(ブートストラップしてる)。
- InfoWorld
- Grailsの将来は?
いじょ。「単一ページWebアプリ」って何だろ? ( implementing more advanced support for Web services to better support the creation of single-page Web applications)
(追記)コメント欄で示唆していただきましたが、「単一ページWebアプリ」はページ遷移ベースではなくAJAX主体のWebアプリのこと、かもしれません。とすると、AJAXタグまわりやRESTサポートが強化される? あるいはNode.jsやVert.xのような非同期サポートの方向かも。
以下ついでですが 「異なるGrailsアプリを別の異なるアプリに組み込む」というのも興味深いです。「アプリをプラグインのように」アプリに組み込めるってことですかね*1。プラグインのためのネームスペース分離とかが整備されてきているので、こういうことが可能になってくるのでしょう。実用上は、「Grailsプラットフォームのマルチテナント化」「GrailsのPaaS化」みたいなことに近づくのかもね。「Oracle が Java EE 7 計画からクラウドサポートを削除」という記事もありましたが、フレームワークレベルで実現するというのは興味深い。