ThoughtworksアンソロジーのあのThoughtworksが出している「Technical Radar」というレポートがあります。2010年1月のはこちら。InfoQに記事(和訳版)も出ています。
これの現時点で最新版である、2010年4月のが出ています。
ここでは、各種の技術をレーダーチャートでマップし、成熟度を
- Adopt ... 実用段階(企業での利用を推奨)
- Trial ... 理解しておくべき(低リスク案件で試行)
- Assess ... 検討の価値あり
- Hold ... 保留(コストを投下するには時期尚早)
の4段階に評価します(ニュアンス違うかもしれず)。右下の象限に各種言語がマップされているのですが、Groovyは、初登場で「Trial」の段階です。やったね。Ruby,Jrubyは初登場でAdoptですけどね。まあ、「ThoughtWorksアンソロジー」の本を見ると、Thoughtworks社内でばりばりGroovy使ってるみたいだからむべなるかな。
ただ、見てるとランクが上ならいいかって言うとそうではなくて、IE6とかはAdoptの頂点に達してますし、ScalaはAssessぎりぎり。どうも、企業利用における、安定性とか「安心して使えるか」「枯れ具合」とかも加味した指標でもあるようです。先進的・未来的すぎると上の方に行かない、という感じ。
関数型言語群(Clojure, Scala, F#)ではClojureがAssessをもう少しで突破しそう。
C# 4.0の急上昇は凄いな。AssessからいきなりAdopt入りですか。
(via @masuda220)
ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション
posted with amazlet at 10.05.26