uehaj's blog

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生物と無生物の間

読んだのは相当前なんですが、たまたま手元にあったので思い出し感想。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

買ったバージョンのオビのアオリ文句「生命とは何か」は適切ではない。この本の文脈として適切なのは、「生命とはいかに生命であるか」です。形容詞、形容動詞としての「生命」ね。

書評はおいといて思ったことと:

人間の感情や思考、精神、記憶というものも、生命がそうであるように、あるいは生命がそうであるからこそ、動的平衡なのだ。ぼくらの心には何かが流れ込み、常に去っていく。失うことは得ることである。行く川の流れは絶えず。
生命の原理がまさにそのようであることが、必然であり、同時に驚くべきことである。