読んだのは相当前なんですが、たまたま手元にあったので思い出し感想。
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
- 購入: 54人 クリック: 1,414回
- この商品を含むブログ (1101件) を見る
買ったバージョンのオビのアオリ文句「生命とは何か」は適切ではない。この本の文脈として適切なのは、「生命とはいかに生命であるか」です。形容詞、形容動詞としての「生命」ね。
書評はおいといて思ったことと:
人間の感情や思考、精神、記憶というものも、生命がそうであるように、あるいは生命がそうであるからこそ、動的平衡なのだ。ぼくらの心には何かが流れ込み、常に去っていく。失うことは得ることである。行く川の流れは絶えず。
生命の原理がまさにそのようであることが、必然であり、同時に驚くべきことである。