JJUG CCCの発表で、私が紹介しようとしたコンセプトの一つは、Groovyは独立した言語ではなく、Java技術のGroovy流な扱い方「Groovy Way」なのだ、ということです。
Groovy Wayは、Java Wayに重なる広がりであり、拡張である。あるいは、Java技術の階層の一つである。Groovy言語は、Groovy Wayなやり方のバイトコード列を作り出すための表記法のバリエーションの一つ。
山本さんが紹介されていた「Groovy is Java」ということも同じ意味だと思います。
GroovyがJavaを置き換えるものではないということはGroovyのプロジェクトリードであるGuillaume Laforge氏も明言しています。
Remember that Groovy has not been conceived to replace Java, but as a complement, an adjunct, an enhancer to Java. It's a core value of the language and the project.
GroovyはJavaを置き換えようとして発想されたのではないことを思い出そう。Groovyは、Javaの補完であり、付属物であり、拡張なんだ。これが、この言語とこのプロジェクトの、中核価値なんだ。
また、前にGroovy Zoneの記事「Groovyは支配的な言語としてJavaに取って代わるだろう」が投稿されたとき、Grailsの開発リーダーであるGraeme Rocherが以下のようなことを言っています。
Interesting article, but as project lead of Grails and Groovy core committer, I don't agree with you ;-)
I anticipate Groovy will enter the top 10 languages world wide next year and will be closing in on the top 5 at the end of 2010, but replace? no.
面白い記事だけど、GrailsとGroovyコアコミッターとしてしては、同意できないね。;-)
Groovyは来年には世界で使われているtop10言語の一つ、ひょっとしたら5位に迫るかもしれないけど、(Javaを)置き換えるだって?ノーだ。