uehaj's blog

Grな日々 - GroovyとかGrailsとかElmとかRustとかHaskellとかReactとかFregeとかJavaとか -

elmでやってみるシリーズ1: ●を動かす

elmでやってみるシリーズ1: ●を動かす。

import Window

pos : Signal Int
pos =let f = \tmp -> (tmp `mod` 30) - 10
        in f <~ foldp (\it acc-> acc + 1) 0 (fps 50)

drawCircle : Float -> Float -> Form
drawCircle x y = move (x,y) <| filled red (circle 20)

drawMatrix : [Form]
drawMatrix = map (\x -> drawLine <| x*10) [-10..10]

drawLine : Float -> Form
drawLine x = traced (solid blue) ( segment (x,-100) (x,100) )

main : Signal Element
main=let f = \w h p-> collage w h ([drawCircle ((toFloat p)*10) 10]++drawMatrix)
     in f <~ Window.width ~ Window.height ~ pos

続く。

感想

  • foldpは好き。
  • inputに対応するSignalってグローバル変数じゃね?まあ「マウスがクリックされる」とか「時間が経過する」という事実はグローバルなんだが、それによって引き起こされるイベントもそうなる…。プログラムからその値を能動的に制御できないから変数とは呼べない…のかな。でもユーザがフィールドに値を入力したり、ラジオボタンをクリックしたり、という操作によって設定項目をリアクティブに変更したその結果の、Signalである設定項目って、どう見てもグローバル変数だよね。まだよくわからない。

関連エントリ

オブジェクト指向だけじゃない開発宣言

Manifesto for Not Only Object-Oriented Developmentオブジェクト指向だけじゃない開発宣言、というのが出てましたのでごにょと訳してみました*1

オブジェクト指向だけじゃない開発宣言

私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。


クラスよりも、関数と型を、
可変性よりも、純粋性を、
継承よりも、コンポジションを、
メソッドディスパッチよりも、高階関数を、
nullよりも、Optionを、


価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを認めながらも(但しnullは除くが)、私たちは右記のことがらにより価値をおく。

内容は、「今どきのオブジェクト指向開発宣言」と名乗ってもあんまり違和感ないっす。
ただし、null、おめーは別だ。

追加希望
正格評価よりも、非正格評価を、
チューリングマシンではなく、SKコンビネータを、

追記:この翻訳が本家の日本語訳に採用されました。

*1:元ネタがアジャイル開発宣言のパロなので、訳も借用させてもらいました。